コロナ離婚!?救済の手を差し伸べられないDVや児童虐待が増加 [閑話休題]
外出自粛で一家で過ごす時間が増えた。
普段、なかなか話す時間が取れない家庭では良い機会になっている。
でも、人間同士だから、いさかいも起きる。
感情の激しいぶつかり合いになり、夫婦間に亀裂が入ることもある。
“コロナ離婚”の危機とささやかれている。
より深刻なのは、家庭内暴力(DV)の懸念だ。
先日、夫が妻に暴行したとして逮捕された事例が報じられた。
家に閉じこもっているストレスや経済的不安から妻に暴力を行ったという。
問題なのは、夫が常に家にいるため、妻が外部に救済を求められないことだ。
DV被害者を救うNPOが心配になって連絡を取ろうとしても、妻は夫がそばにいるため応答できない。
最終手段である警察への通報は、夫を犯罪者にしてしまうためハードルが高い。
同じことは児童虐待にもあてはまる。
DVのある家庭では児童虐待につながるケースが多く見られる。
学校が休校になっているため、虐待の疑いなどで児童相談所の関わる家庭や貧困家庭などの子供の様子を学校が把握できない。
教員も自宅待機が求められ、家庭訪問などで目配りする余裕もない。
東京都内の児童相談所によると、児童虐待の相談件数が3月以降かなり増加しているという。
DVや児童虐待が増えても、救済の手を差し伸べられない。
家庭内で被害者が泣き寝入りしている。
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