本当に悔しい!ピンポイントで堤防決壊などの「災害予報」を出せないだろうか? [防災のはなし]
台風19号の豪雨により、関東、甲信越、東北にある37河川の52カ所で堤防が決壊しました。
これほど広範囲で同時に決壊が起きるとは、正直、誰も予想できなかったでしょう。
台風の発生は防げないが、台風の被害は防げる、と思います。
実際、昔は台風で数千人の死者が出ることもありましたが、台風進路など予報の精度が上がり、1990年代から台風の被害は減少傾向にあります。
そうした中で、今回の台風で死者・行方不明者が70人以上にのぼっていることは、本当に悔しい、の一言です。
台風19号の接近に伴い、気象庁は12都県に大雨の特別警報を同時に出しました。
特別警報は、河川の氾濫や土砂崩れなどの災害がすでに起きていてもおかしくない状況を意味します。
特別警報と自治体が発表しているハザードマップを付き合わせれば、堤防の決壊も「一般論」として予想できました。
しかし具体的に、いつ、どこで堤防が決壊するか、ピンポイントで予想することは困難です。
決壊の危険が迫っている地域の住民に「緊急性」が伝わらず、事前の避難を十分に促すことができないわけです。
われわれ気象予報士は「大雨による河川の増水や氾濫に警戒してください」と呼びかけますが、漠然とした警鐘にすぎません。
これでは多くの人は「まだ大丈夫だろう」「自分の地域は大丈夫だろう」と思ってしまいます。
もっとピンポイントで「災害予報」を出せれば、災害の切迫性が住民に伝わるのですが、災害予想の精度はまだ高くないのが現状です。
最後に、気象弁護士“てるてるヒロ”は10月27日、富山マラソンに参加します。
フルマラソン初挑戦まで11日です!
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ピンポイントでわかった方がいいけれどペットを家に置き去りにして自分達、人間だけ避難所に避難するのはできないわ 避難所もどこでもペットも連れて避難所に避難できればいいですが…ペットも家族なので警報が出てもペットを見捨てるようなことできないなil||li (-_-;) il||li
by 名無し (2019-10-15 09:40)